■ナナイロ。■
いつか忘れた歌がそこにあって、 僕は目を閉じたまま、あのメロディを思い出そうとしている。 時間は流れて、僕らは闇を知るけど、 そこにはきっと、太陽があるって信じたいんだ。
流した涙や落とした宝物。 それは空に溶けて、星になって僕らを照らすよ。 背負った荷物や抱えた想い。 それは海に還って、柔らかく僕らを包むよ。
雨はただ降り続けて、僕らは自分の無力さを知る。 でも、僕らはそれだけじゃないんだ。 雨が上がれば、空を七色が飾るように、 僕らにも、綺麗に見える何かがあるはずで、 それを信じる心がきっと、僕らを繋ぐ橋なんだろう。